人のことはよく知らないけれど
札幌では雪まつりが開幕しました。
子どもの頃は毎年行って大きな雪像に感嘆したものです。
そして昔は大通会場とは別に自衛隊の駐屯地にも会場がありました。
そちらでは長～い滑り台が備わったより迫力ある雪像があり
また特設映画館なんかも設置されて楽しかったことを思い出します。
今はテレビでちょっと眺めるくらいで十分です。
この時期になると必ずインフルエンザが流行して（たまに）もらってくるので
なるべく出歩かないようにしています（汗）
旭川のふゆまつりには
旭川出身の芸人、安村さんがやってきました。
こちらもテレビで見たらあの裸芸でがんばっていました。
身体から湯気が出てあぁ寒そう。
話は変わって
今日の本。
湊かなえさんの本、初めて読みました。
主人公・深瀬はコーヒーが趣味というごく平凡なサラリーマン。
あるとき、常連のコーヒー豆専門店が縁で付き合い始めた美穂子のもとに「深瀬は人殺しだ」という告発文が届く。
その告発文は大学のゼミ仲間にも届いていた。
誰が、いったい何のために。
それは蒸し返されたくない過去。
深瀬は封印されたあの真相をひもといていく・・・。
私のようなミステリー初心者もすんなりと読めました。
読み始めは、深瀬のゼミ仲間がいろいろ登場するので
各々の個性を把握しきれずやや混乱しましたが・・・。
主人公が過去の真相を探っていくのですが
記憶の回想とともに、こいつはこんなやつだったのかという発見が散りばめられています。
友達だと思っていた、仲良くしていたのに、
意外と思ったほど自分はあいつのことを知らなかったのだな、ということ。
ただの回想ストーリーではなく
友人ひとりと向き合うことで自分自身を知る、という展開にずしんときました。
相手のことを好きでもいくら思いやっても、その気持ちが一致することはなかなか難しい。
これだけしてあげたのに、と見返りを求めるよりも
ただ目の前にいる人間を信じること、それだけで友情はもう成り立つのかもしれない・・・。
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